2017.03.04 » 7年 前

詩の恋人


鄭明析詩人の詩集「詩の恋人」および「詩で語る」が2013年に韓国の教保文庫から出版された。
同時に発刊されたこれら2つの詩集が、教保文庫の詩の部門において1位2位となり、ベストセラーとなった。 1996年<霊感の詩>第2集に続いて17年ぶりに発刊されたこれらの詩集は著者の<霊感の詩>シリーズ続編として出されたものでる。

「詩の恋人」は創造の神様と救いの御子を主として迎え生きてきた鄭明析詩人の人生の話が詰まっている。

人間の核は「心と霊魂」に、人生の核は「愛」にあると伝え、
その核の根源である神の世界と深く疎通しながら霊感で汲み上げた内容を詩編として集めた。

地上に生きる一人の人間が、切り立つ絶壁を這い上がり、天に至るまでに経験しなければならなかった試練と苦痛は孤独な人生を思わせる。
しかし、目に見えずに同行する神の存在をはっきりと認識した鄭明析の詩からは、
恋しさ、待つこと、出会い、幸せと希望など、切実な愛から始まる情緒もあふれている。

そのために、彼は「寂寞としたもの寂しい人生の谷間で」も「詩の恋人」に出会い、詩を書くことができたと告白する。

詩とは、すなわち人生が結実した実のようであり、一生涯骨を削り、心を削りながら神のように愛することで 霊魂を完成させてきた詩人の姿、その爛熟した生を余すところなく映し出している。

「十字架の道」「詩が一人で行く」「愛しなさい」「神の手に刈り取られるのだ」全4章で構成されたこれらの詩編は、 吹雪の中の幸せ、もがきの後の傑作、苦い味の終わりに甘い味、 犠牲の後の復活という高貴な人生の順理を悟らせてくれるとともに、 これに共鳴する人々の霊魂が美しく、神秘的で、雄大に再創造されるように導く。

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